嘘をついた夜

学校から帰ってきたゆうき君は、宿題をやっていないのに
「やった」と嘘をついてしまい…。

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【このおはなしのまなび】
・宿題はきちんとやる
・正直に話す

【対象年齢】
7〜10歳(こわさレベル★★☆)

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ある日、
ゆうき君は学校から帰ってきました。

ランドセルを置くと、
すぐに遊びに行きたくなりました。

でも、
宿題が残っています。

「あとでやればいいや」

ゆうき君は、
そう思って出かけました。

友だちと遊んでいると、
時間はあっという間に
過ぎていきました。

空が暗くなって、
ゆうき君は家に帰りました。

晩ご飯のとき、
お母さんが聞いてきました。

「宿題は終わったの?」

ゆうき君は、
ドキッとしました。

まだ、宿題は何もやっていません。

でも、
怒られるのがこわかったゆうき君は

「うん、宿題やったよ」

そんなふうに答えてしまいました。

その夜。

ゆうき君がベッドに入ると、
なんだか落ち着きません。

部屋の中は、
しーんと静かでした。

そのとき。

「パラ…」

机の上から、
音が聞こえました。

ゆうき君は、
ゆっくり顔を上げました。

宿題のノートが、
ひとりでに開いています。

そして
ページが、
「パラ…パラ…」

とめくれています。

ゆうき君の体が、
ぞくっと震えました。

「宿題をやっていないのに、
やったって嘘をついたからだ……」

ゆうき君は、
急いで机に向かいました。

そして、
その場で宿題をやり始めました。

宿題が全部終わったとき、
部屋は静かになっていました。

そんなことがあったので、
ゆうき君はそれから、
どんなことでも
正直に話すようになりました。

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