工事現場の少女

たかし君は友達と、「立ち入り禁止」の看板を無視して
工事現場の中に入ってしまい…。

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【このおはなしのまなび】
・危ない場所には入らない
・看板の文字はきちんと読む

【対象年齢】
7〜10歳(こわさレベル★★☆)

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学校の帰り道。

たかし君と友だちは、
新しい建物をつくっている
工事現場の前を通りました。

入り口には、
大きな看板が立っています。

「立ち入り禁止」

たかし君は、
すき間から中をのぞき込みました。

そこには、
大きな機械がたくさんありました。

「ちょっとだけ入ってみようぜ」

友だちが言いました。

たかし君は、
少しドキドキしましたが、
「入ってみたい」
という気持ちが勝ちました。

たかし君は、
すき間から中に入ろうと
一歩前に出ました。

そのときです。

「コロッ」

上のほうから
小さな石ころが落ちてきて、
たかし君のすぐ近くに落ちました。

もし、
頭に当たっていたら…。

そう考えると、
たかし君はこわくなりました。

上を見てみると、工事中の建物の高いところに、
ニッコリ笑った女の子が立っていました。

その子は、両手で大きな岩を
抱えていました。

あの子は、
大きな岩を僕のほうに向かって
落とそうとしている!

そう思ったとき、
工事のおじさんが
急いで走ってきました。

「ここは危ないんだ!
入っちゃいけないよ!」

おじさんは、
真剣な顔で言いました。

「この『立ち入り禁止』っていう看板には、
ちゃんと理由があるんだよ」

たかし君たちは、
大きくうなずきました。

振り返ると、岩を持った女の子は
いなくなっていました。

それからたかし君は、
「立ち入り禁止」と書いてある場所には
近づかないようになりました。

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